2013年02月25日

【TPP諸問題】

こんにちは、三ツ矢事務所です。

今年一番の寒波の襲来で、昨日は伊勢でも粉雪が舞っていました。

青森県など、東北や日本海側では、今年も、例年に無い積雪を記録し、除雪の予算が足りなくなるような事態がおこっています。昨年も、この時期に、谷垣前総裁が政府に対して、除雪費用の追加を要望しました。
今年は、既に170市町村に特別交付税交付金を支給しました。

豪雪地方でも、除雪が適切になされなければ、生活インフラが麻痺してしまいます。これは温暖な伊勢志摩地域に住んでいると実感がありませんが、こういった危機管理も政府が責任を持ってやっているということが政権に対する安心感につながるのでしょう。

就任以来安倍政権の支持率は上がり続けています。具体的には、まだ何も成果を上げたり、目新しい事をやっているわけではないのですが、きちんと予算を配分し、地方の様々な問題にも目を光らせているという安心感があるのでしょう。

さて、安倍総理が、アメリカでオバマ大統領と会談し帰って参りました。

新聞は、『TPP交渉参加』が決まったかのような報道をしていますが、日米共同声明には、そのようなことは謳われておりません。【日米共同声明 全文】

 安倍総理の訪米に先だって、三ツ矢の参加する外交経済連携調査会において、TPP交渉参加の条件として、具体的に、以下の六点の基本方針を総理に順守するように議決しました。

@ 政府が「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する
A 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
B 国民皆保険制度を守る
C 食の安全、安心基準を守る
D 国の主権を損なうようなISD条項は合意しない
E 政府調達、金融サービス等は、我が国の特性を踏まえる


 様々な懸念のある問題には、明確な基準を議決することが、政党の責任であり、政治家はそれを作るために、資質が問われます。リーダーのひとりよがりの思い込みで、政策を進めてしまったのが、前政権であり、それは、民主党の元総理だけの資質の問題ではなく、政党として、明確なルール作りのシステムを持っていなかったことに帰結します。
 それだけに、皆様から見れば、自民党の政治のやり方は、意思決定が遅く、じれったく思われてしまうかもしれませんし、そのことが『維新の会』はじめ、第三極と言われる政党の支持を伸ばしている原因でもありますが、社会が複雑にからみ合って構成されている以上、個人の思いつきで政策決定ができてしまうと、より大きな『ひずみ』を生み出してしまうのではないでしょうか。
タグ:TPP
posted by 三ツ矢憲生 at 17:51| Comment(2) | 政治 
この記事へのコメント
TPPについての自民党の姿勢が、テレビや新聞からはまったく伝わってきません。交渉に参加したらもう抜けられないと聞きますし不安です。ISD条項とか、アメリカが譲歩してくれるなんて考えられません。TPPには参加しないのが一番だと思います。テレビや新聞の偏向報道をどうにかしてほしいです。
Posted by たか at 2013年02月26日 00:08
三ツ矢先生、外務副大臣就任おめでとうございます。
先般ブラジルを訪問された折、churrascariaで一緒に食事をした三重県人会の徳力啓三です。
当地のブラジル日本会議では毎月日本向けの提言を送っております。先生にもおくりたいのですが、先生のmailアドレスをください。いそがしい方に、お願いする無礼お許しください。(頂いた名刺にアドレスが書いてありませんでした)
世界を又にかけて、日本国の未来を確保してください。
先生のど活躍を大いに期待し、そして祈ります。

 先月出した提言の一つを貼り付けて起きます。

TPPに間に合った、がんばれ日本!
               15/09/2013    
                                  ブラジル日本会議                  理事長 小森 広(専任理事徳力啓三)
 環太平洋連携協定(TPP)に入るの入らないのと日本国内で長らく揉めていた。安倍内閣になって、鮮やかに意見をまとめ、参加することになった。日本がアジアの諸国と連携を組まなくて他に組むべき国があるのか。アジアの諸国が信頼をおく国は日本ではないか。日本が一方のリーダーとなり、牽引しまとめてこそ、多大な犠牲を払った大東亜戦争の目的のひとつではなかったか。
 ブルネイでの交渉会合に初参加の日本が、アメリカ対アジア諸国が対立する問題で、仲裁に入り、大国と小国諸国の言い分を聞き、アメリカに譲歩を要請した場面があったと報道されている。日本本来のあるべき姿がそこにあらわれている。決断するだけが会合ではない。みんなの意見をよく聞き、みんなが納得する結論を導き出し、みんなの賛同を得る。これこそ日本人が持つ特質であり、日本が世界有数の経済大国であることの証である。
 出遅れ参加だとか、交渉時間が少ないとか言ってへりくだる必要はない。堂々と大国日本の姿をアジアの諸国に示すことこそ、TPP最大の戦略である。アメリカは大きな国だが、歴史がなく、力で押すことしか知らない。それに比べてアジアの小国は、世界経済に巻き込まれて僅かな時間しかたっていないし、その経験度合いも低い。日本が今まで積み上げた経験と経済力を駆使し、アジアの国々を味方に付け、TPP全体のリーダー格となることを目指すべきだ。そうすれば、おのずと交渉は進み、日本国にとって有利な結果を引き出せるであろう。
 難問山積みのTPPは年内決着出来るほど、議論が尽くされていない。時間を掛けて、一つづつ、アメリカ人の考えとアジアの諸国の考えとの差を鮮明にし、その根本となる人類の平和のための経済連携を、深く掘り下げる必要がある。世界で日本だけが持つ文化と歴史から導きだされる「三方良し」の精神を、しっかりとこの連携の中に生かし、たとえ一時的な痛みを伴っても、末永く仲良く永続する経済契約となることを望みたい。
 栄えあるTPP交渉官らの死にもの狂いの活躍を祈り、日本を代表する経済閣僚の偏らない判断を見つめてゆきたい。譲るべきは譲り、5年先、10年先の日本がどのような姿になるかをしっかりと見極めて頂きたいとブラジルより固唾を飲んで見守っております。                   終り
                               
Posted by 徳力啓三 at 2013年10月18日 06:09
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